鼓童・坂本雅幸後援会

板東玉三郎・鼓童「アマテラス」

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2007年8月・歌舞伎座

「鼓童」の結成25周年記念として2006年5月から6月にかけて、東京・世田谷パブリックシアター、京都・南座で公演した「アマテラス」を歌舞伎座で再演。演出は、坂東玉三郎さんと大場正昭さん、音楽監督は「鼓童」の金子竜太郎さん。
坂東玉三郎さんと鼓童の共演は、2003年11月の舞台「鼓童ワン・アース・ツアースペシャル」で「鼓童」単独の舞台を坂東玉三郎さんが演出、「アマテラス」は「鼓童ワン・アース・ツアースペシャル」で2年間にわたる取り組みの集大成として構想さました。
「アマテラス」の物語は、日本最古の歴史書「古事記」(712年)や最古の正史「日本書紀」(720年)に書かれている伝説を基に歌舞伎作品として編集している。台詞のない舞台では鼓童の演奏と大きな布の動きで感情を聴覚と視覚に訴えるという手法を用い、坂東玉三郎さん演じるアマテラスの慈愛と、鼓童の藤本吉利さん演じるスサノオの荒ぶる魂を表現しています。

坂本雅幸さんも熱演

クライマックスは、アマテラスが隠れてしまった「天の岩屋戸」の前で、鼓童のみなさんが八百万(やおろず)の神々の役として集まり、笛や太鼓のほかさまざまな楽器を奏でる。小島千絵子さん演じるアメノウズメの舞が加わり太鼓の演奏にも熱気を帯びてくると、
外界の賑やかさが気になったアマテラスが顔をのぞかせる。そこで神々が一気に岩屋戸を開けたところ、歓喜に迎えられたアマテラスが出てきて、まばゆい光が満ちあふれるおなじみの最後のシーン。
このクライマックス・シーンに、得意の担ぎ桶胴太鼓によるパーカッシヴな演奏、そしてアメノウズメの舞が始まって、最初に飛び出してきて舞を披露しています。

サプライズもあった千秋楽

2006年に鼓童を離れた渡辺薫さん、「アマテラス」では客演として笛を吹きました。主旋律を奏で、アマテラスの心の動きを笛の音色で表現。

アメノウズメをアマテラスが抱きしめるシーン。おそらく台本にはないアドリブと思われますが、舞台の成功と演じきった感動、そして鼓童のみなさんに対する表現ではないかと思われます。

音楽監督の金子竜太郎さんが、法被姿でカーテンコールに現れました。金子さんは9月には鼓童を離れ、一人のアーティストとして活動されます。2度目のアンコールが終わって、「沖揚げ音頭」を唄う直前、玉三郎さんが下手にお迎えにいっての登場となりました。

 

東京・歌舞伎座公演

2007年8月4日から8月6日の3日間

アマテラス

アマテラス